ある快晴の日、いよいよオープンでドライブに行くことにした。高速に乗ろうと街中を走ってると心なしか視線が気になる。信号待ちで辺りを見回すと見てる！思い切り見られているではないか。自分を見ているわけではないぞと、アクセルを踏むと真っ赤になった顔に風が当たり気持ちいい。そのまま一気に高速に乗り込んだ。

アクセルを制限速度まで踏み込むともう周りの視線も気にならない。耳に響くエンジン音はドキドキするほどかっこよく、けしてやさしくはないが最高に爽快な風を全身に受け走り続けた。なんという開放感、一度乗ると手放せないといっているオーナーの気持ちがわかる気がする。

しばらく走って休憩したカフェでは、ジェットコースターから降りたときのような軽い疲労感を覚えた。